評価:★★★★☆ 4.3
少女は、若くしてこの世を去った。
他界してから約1年が経ち、彼女は記憶を引き継いだまま別の人間として生まれる。
以前とは違う街、家族、身体、そして新しい名前で彼女は第二の人生を送っていた。
平凡な日々を過ごしていた彼女は、ある日、母親の仕事の都合で引っ越すことになる。
引っ越し先は『生まれ変わる前の自分』が住んでいた懐かしい町。
全てを失ったその町に戻ってきた少女は、大切な人の面影を持った少女と出会う。*WEBサイト・カクヨムにも同作品を投稿しています。
話数:全41話
ジャンル:現実世界恋愛
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この小説は完結してから五年たっていますが、もしかしたら、あなたはまだ読んでいないかもしれません、もしかしたらまだ知っていないのかもしれません、もしかしたらこれからも読まないのかもしれません。でも読んで感動すると、私はそう思えるのでレビューさせていただいた次第です。日頃から恋愛ものを読んでいる人にも、読んでいない人にも、この小説を読んで『恋愛小説いいじゃん』とか『やっぱり恋愛小説は最高だね!』となるかもしれません。私はこの小説をうまく表現出来る気がしないので、私はいっさいの内容は書きません。ネタバレが嫌いな人もいるかもしれないですし。長文になりました。この小説を読んであなたが気にいるかどうかはわかりません、わかりませんがもし感動してくれたなら、私はこの小説をレビューしてよかったと、そう思います。
泣けます。そして心温まります。最後まで読みきったとき、冷えた何かがじんわり温まります。気づいたときには涙が流れてる。そういう小説です。親友をかばって死んだ少女が転生するという小さな奇跡が生んだ、ちいさくて温かいそんな何か。人が持つその温かさ。心に染み込みます。美しいわけでも清らかでもない。しかし綺麗です。そっと寄り添うそんな温かさ。悲しいときに抱きしめてくれる人の温かさ。優しい。そう優しいのです。甘やかすそんな優しさじゃないです。人肌が恋しいときに寂しいときに悲しいときに泣きたいときに苦しいときに嘆きたいときにそっとふんわり包み込んでくれるそんなやさしい温かさです。これが『愛』なのでしょう。