評価:★★★★☆ 4.4
「猛虎奮迅-呂布伝-」は、中国の歴史小説・三国志をもとにして作られたフィクションです。三国志に登場する猛将・呂布を美化した作品となり、事実とは大きく異なります。史実とは一線を画すかのような呂布像を、お楽しみ頂ければ幸いに思います。
話数:全47話
ジャンル:エピック・ファンタジー その他
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2012年3月10日
作者:Hirotsugu Ko
呂布を主人公にして三国志の世界を描いているところが、とても斬新です。そして、史実に基づいて話は展開されていますが、二次小説らしくオリジナルエピソードも盛り込まれているので一味違う新感覚の三国志を読んでようです。帝の命を受けてインドへ旅立ったり、劉焉の代わりに益州の賊を討伐したり、李傕に捕らわれた献帝を救出して洛陽の立て直しを図ったりなど、ifの要素がふんだんに盛り込まれていて面白かったです。また、呂布にとって、献帝を真の主としているところや敵として現れた張飛が親友となるところ、賈詡の正体が貂蝉であるところ、鮑信が青州兵の一員になるところ、禰衡が妖術使いにされているところなど、一風変わった人物の設定がとても良かったと思います。魏越を始め、棗祗や臧洪など三国志演技では見られない武将を描写しているところも拍手したいです。今までの概念をくつがえした呂布の姿を描ききっている作品だと感じました。