評価:★★★★★ 4.5
虚と実が混ざり合う世界。
太古、「虚」は確固とした名を持たず、常に朧な存在だった。
対する「実」は名を持ち、また与え、自らを「人」と名乗った。人は「虚」を【廻來天】と呼び、古来より畏れた。
だが何時しか人は、契約の名の下に廻來天に名を与える術を身に付けた。
万象を縛り付ける真名を用いて人の領域を踏み越えた者達は【円ノ衆】と呼ばれ、廻來天と同様畏怖の対象となった。【円ノ衆】は異形の朧達と手を結び、更なる力を得たのである。歴史文化遺産保護都市――京庵。桜舞う初春、街で一つの事件が起こった。それは起こり得る筈のない、鬼による無差別殺人事件だった。殺人は立て続けに勃発し、事件は大々的に報道された。
そして事件は今、とある機関に委任されて捜査されている。
一つ。特務適格者対犯罪取締機関本部――通称《白亜》。
一つ。特務審問機関本部――通称《黒耀》。
そして事件は《白亜》に所属する四人の少女達に任された。
話数:全11話
ジャンル:その他
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録