評価:★★★★☆ 4
オレ(大杉健太郎:♂:大学生)は、気づくと異世界で幼児になっていた。これっていわゆる前世の記憶を持っての転生ってやつ? どこかで聞き覚えがある名前だと思ったら、死ぬ直前までハマっていたオンラインゲームの世界にそっくりだ!?
そして、始まる異世界での第二の人生…………
(2011/11/28 当作品は諸般の事情により連載を凍結いたしました。詳しい情報は「はじめに」・ブログ『コマツな!』を御覧ください)
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
十歳まで読みましたが、とても面白かったのでレビューさせて頂きます。 話の内容としては現実世界での男子大学生が死亡してネットゲームに酷似した世界で女の子として生まれ変わるというようなお話ですが、これがまたありきたりな設定にも関わらず斬新な世界観を生み出していて、そこで読者は惹きつけられるでしょう。 また、世界観を作り込むことによって出てきてしまう冗長な説明描写(プロの作家さんでも多い)も上手く抑えられていて、テンポよく話を読み進めることが出来ます。 そして一番良いと思ったのが、作者自身の人格が表れているのでしょうか、どんな時にも話が泥臭くなくて、最後には綺麗な大円満に収まる話の展開ですね。 文章はまだ荒削りですが、既に光り輝いているものが見えています。 間違いなく他人に勧められる一作ですね。 書籍化されているようですが、もっと評価されるべき。
小説家になろうにおいて、異世界転生が人気作品の要素としてすっかり定着した感もありますが、その中でも特筆すべき点がこの作品にはあります。転生のきっかけはよくあるアクシデントではありますが、ある日突然異世界を訪れた主人公が現地人と言葉も交わせるなんて不条理を避けるべく、赤ん坊から生まれ直すという合理的な解決策を示しています。ここまでは他になくはないのかもしれまんせが、さらにはいたいけな少女に転生という性転換要素があります。性転換というとなにかセクシャルなイメージを持たれるかもしれませんが、前世が男だったことを忘れるぐらいに主人公は健やかに上品に成長し、物語も下品になることがないのが、作品の品位を保ち、安心して読める児童小説的イメージを本作品に与えているのではないかと思うのです。
もはやレビューであえて紹介する必要もないほど有名になっている作品ですが、読みまして感動・勉強になったので、ご紹介させていただきます。高校生で事故にあい、転生をした大杉健太郎は、異世界では女の子として生まれ育ちます。新たな人生を無駄にしないよう隠れて鍛錬に励み、成長を遂げていきました。そして5才の時、母の死を救うべく、初めて魔術を使うのですが……。設定の確かさは、安心感があります。攻撃魔術が使えない、というのは、他への愛する気持ちがあります。それが、温かさと感動を運んでくれています。主人公はまだ10歳で、物語としてもこれからですが、続きを安心して楽しんでいける作品と思います。お勧めします。