魔法の国からやってきた、魔法使いの少女デシュラ(本名 スペイル・デ・シーラ 九歳)。人間界にやって来て、あまりの空腹で中学校の裏山で動けなくなっているところを、人間の中学二年生の少年、馬飼法太(まかいほうた)にチョコレートを貰い、救われる。
法太を命の恩人と感じたデシュラは、勝手に馬飼家の子どもになり、最低一年、魔法で法太に恩返しすると言う。デシュラは、一人称が「わらし」で語尾に「でしゅら」が付く、舌っ足らずな喋り口調。外見はいかにも魔法少女というドレスに、金髪、右目青、左目赤のオッドアイ。背中に羽があるが、普段は隠れている。空を飛ぶ時は、服の外に羽を広げる。小さなバッグを背負っており、そこから長い魔法ステッキや分厚い呪文事典を出す。
デシュラは呪文をあまり覚えておらず、いちいち呪文事典を引かないと唱えられない。
間違えることもしばしば。呪文間違いによる騒動が、物語の面白さの一つ。■ 第一羽のあらすじ
デシュラが法太と出会い、馬飼家の子どもになる。法太は魔法でデシュラに宿題をやってもらおうとしたが、デシュラがかけたのはラブレターの呪文。デシュラは若い女の先生に、宿題を提出したつもりでラブレターを提出してしまった。■ 第二羽のあらすじ
球技大会に向け、デシュラにスポーツ万能になる魔法をかけてもらおうとする法太。ところがデシュラは間違えて、動きが遅くなる魔法や、速く動き過ぎる魔法をかけてしまう。だが、最後に呪文は成功し、法太は大活躍。憧れの春日弥生にデレデレする法太にヤキモチを焼き、魔法でおしおきするデシュラ。■ 第三羽のあらすじ
デシュラの背中に羽があることに気付き、空を飛びたいと言う法太。魔法で二人で空を飛ぶ。引ったくり犯を捕らえたり、溺れている子を救ったり、スーパーヒーローみたいに活躍する法太だが、途中で魔法の効力が切れ、ピンチに。しかし、デシュラの機転で切り抜ける。魔法にばかり頼らず、自分で頑張ることの大切さに気付く法太。
呪文天使(スペルエンジェル)デシュラちゃん
完結日:2013年9月22日
作者:秋保嵐馬
評価:☆☆☆☆☆ 0
時代:未登録
舞台:学園
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
注意:全年齢対象