評価:★★★★☆ 4.1
広大な大陸の東を占める国、乾(けん)。とある地方の街で、ひとりの老人が食事の代金の代わりに昔話を語りだす。「皇帝の寵愛を受ければ不幸になる」と―――。 ひょんなことから貴族の姫の身代わりとして後宮に上がることになった翠蘭(すいらん)。彼女は、偶然にも後宮の壁越しに風騎(ふうき)と名乗るひとりの青年と言葉を交わすようになる。それは、窮屈な後宮の生活に生まれた、ほっとできるひとときだった。ただの壁越しの出逢いでしかなかった。けれど、衝撃の真実がそこには秘められていた。 ***数年前、別名義で某少女小説賞に投稿した作品を改稿したものです。 ***古代中国をイメージした国が舞台のため、ルビの量が凄まじく非常に読み辛いですが、どうかどうかご容赦ください。 ***見直し、(時には大掛かりな)推敲をしながらなので、ちまちました更新となります。 ***物語は三人称で進められます。 ***漢字表記の関係で、文字のエンコードをUTF-8に設定しております。 ***2013/10/15完結しました。ありがとうございます。
(2019/8/16 アルファポリスさまでも公開しています)
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
「いらっしゃいませ!」翠蘭(すいらん)は大衆食堂の看板娘。ある日、店に訪れた役人から「娘の侍女として、一緒に後宮に入って欲しい!」と頼まれる。そんなこと言われても困ります!妹の薬代を稼がないと……え? 払ってくれる?弟を学校に行かせてくれる?何? これって良い話??と思って屋敷に付いて行くと、肝心のお嬢様は駆け落ちして逃亡中でした。やっぱりうまい話には裏があった!!能天気な女の子が、慣れない後宮でみっちり淑女教育を受けながら静かに暮らす話。※このお話は後半からシリアスです。※あらすじをよくお読みください。