Journey of Life～獣人の島～

未知なる大陸に憧れを抱くイタチ獣人・フーラちゃんを中心に、獣人たちの不思議な世界観が繰り広げられます。そこへ流れ着いた人間・ルイスとのときめく出会い、手に汗握るハラハラ展開……異なる文化の間で起こる希望、それから戸惑い。移り変わる度にフーラの心の躍動がすんなりと流れ込んでくるようです。どちらも正しくてどちらも違う。そこにはきっとエゴが存在する。だけど双方に在る共通点として“知りたい”という気持ちを感じました。これを失わなければ、きっと……私もまた希望を見出したのです。踏み込んだが最後メリハリある描写に魅了され、逞しく生きる命たちとの冒険が始まります。癒され、そして考えることの出来る素敵な場。ぜひぜひ浸ってみて下さい♪

可愛いイタチの獣人フーラは、人間の世界に憧れを抱いていました。ある日、人間のルイスが獣人が住む島に訪れて……。獣人の生き方。人間の生き方。彼らの言い分もわかり、人間の矛盾も理解できる。そんな命の在り方や自然との共存についてを物語を通して考えさせてくれました。起承転結がしっかりしていて、ぐいぐい読ませてくれたので、あっという間に読み終えます(*^^*)フーラは可愛いし、ルイスはカッコいい！この魅力的な物語を是非読んでほしいです♪

舞台は太古の原住民の様な暮らしを営む獣人たちの島。獣人と言うとなんだか荒々しいイメージかも知れませんが、彼らは我々から見ると結構過酷な食物連鎖の輪の中で独自の生死感を持ち逞しく、反面穏やかに生活を営んでいる。そんな中に文明をもつ一人の人間が流れ着いた。島で少しだけ先進的な感覚をもつ獣人娘と人間の若者が出逢い、惹かれあった時、思想の均衡が少しだけ歪み……。ああ、全部解説したいですが、勿体無いし字数足りません。生きる事、死ぬ事、理解しあう事、新しいものを見詰めようとする事……不思議な島へ、少しだけ迷い混んで見ませんか？お勧めします。