ろくでもない世界に、星の加護を。

【2016年5月5日　全面改稿】

魔法文明が栄える世界：ランドリアの都市オレイアンで暮らす不老不死の魔女サリヴァンの前に、ある日「彼女の熱狂的ファン」を自称する魔術師エドワードが現れる。弟子にしてくれというエドワードの言葉を聞き入れエドワードの師匠となったサリヴァンだったが、エドワードはある秘密を抱えていた。

掴みどころがないが優秀なエドワードに翻弄されながら、彼の師として、そして街を守る魔女として終わることのない毎日を歩むサリヴァンだったが、次第に弟子に惹かれてゆく自分に気付く。
その反面、何が起きても全く動揺しないエドワードに不信感を募らせてゆくサリヴァンは、ある日粗暴な男たちに対してエドワードが取った容赦ない仕打ちをきっかけに彼を破門してしまう。

「なんであのとき、俺を死なせてくれなかったんですか」

　繰り返されるメッセージを辿った先にあったのは、ある雨の日の出来事でした。

読んでくださった皆様に、心からの感謝を。