評価:★★☆☆☆ 1.5
光の国【ルスラント】――工業で発展したその国は貴族と騎士が国政を取り仕切る、五百万もの人々が暮らす大きな国。
しかし、騎士や貴族と平民の間に格差がある事もまた事実だった。
この国で紡がれる物語の中心にいるのはレニィ=ミールという女性。彼女は【調整者】と呼ばれ、自然の力を宿す【輝石】の力を引き出せる特殊な力を持った人物。
天才少女、騎士、泥棒、暗殺者、王子――――これは、それぞれの思惑を持った人々による、ひとつの国を舞台とした群像劇。※既に書き終えている作品を加筆・修正しながら載せています。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
主人公は少女レニィ。彼女は特殊な能力を持つ人物らしい。「調節者」と呼ばれている。またこの世界には輝石とよばれる石があり、これが全ての機械の動力源となっている。説明によると自然エネルギーが凝縮されたものということなので、一種の化石エネルギーと考えていいだろう。そして、この輝石は人間の意志によってその力をはっきするらしい。こうなってくると魔法に近いと感じる。つまり舞台は、独特な機械文明を有するファンタジー世界であるということになる。これは俄然期待が高まる。また構成も凝っている。文章力もまずまずある。後に活きてきそうな展開もちらほらみられ、今後の展開にすごく期待が持てる作品になっている。硬派なファンタジー作品をお望みの方は、お読みになってみてはいかがだろうか。