評価:★★★★☆ 4.3

意識が白く濁ってる。でもそれはあんまり不快じゃない。

どちらかというと心地良いもので、僕はいつまでもその中に埋もれていたかった。

だけど次第に意識がはっきりして、周りの物音が耳に入ってくる。

サワサワと揺れる木々の音。

小鳥の囀りに時計の針。

ここまでくると自分は眠っているんだという事に気付き、同時に朝が来たことを知る。だけど……

「………………誰?」

大事そうに僕を抱えて寝息を立てるこの上半身裸の男を、僕は知らない。


話数:全13話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録