魔王だけど勇者のこと告訴することにしたから 完結日:2014年9月14日 作者:カワサキ萌 評価:★★★★☆ 4.1魔王が滅んでから50年の歳月が流れた。 法律と正義、そして秩序を重んじる国、グリムベルドで弁護士として働くダニエル・ロックハートは国選弁護士としてある事件の被告を弁護することになった。 勇者の子孫を自称する少女は、殺人の容疑で告訴されていた。 話数:全119話 ジャンル:ファンタジー ミステリー 仕事もの 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 勇者魔王 時代:未登録 舞台:未登録 雰囲気:未登録 展開:ハッピーエンド その他要素 政治 魔法 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
圧倒的不利からの逆転!お金がない、時間もない、検事がすっげ嫌な女、意思の疎通がままならない勇者、集まらない手掛かり。 ストレス展開目白押し、だからこそ 輝くラスト、逆転のラスト 推理や裁判が題材に有るので、賛否両論有ると思います。誰彼全員に進めれる訳じゃないけど、少しでも気になるなら、自分の目で読んで貰いたい。 他の方のレビューにも有るように、スピンオフやシリーズが欲しい、読みたい作品です。 続編への移行自由度も高そうな土台があるので、新作も期待出来そうな流れなんです。 不遇を囲ってるのが、おしい。
弁護士の主人公は証拠を積み上げ検事と法廷闘争を繰り広げる。被告、自称勇者。被害者、魔王(?)監視カメラの映像では被告に弁解の余地などないようだが…?と、此処まで書いた所ではファンタジー要素が行方不明に思えるが、魔法も科学もある世界の法治国家を舞台にしていて、その世界観に忠実によく練られた推理物。ありがちな要素が二捻りぐらいされて面白い!登場人物は皆キャラブレ無く魅力的で、続編や検事シェーファー、ナターシャ所長、バイト傭兵ジェシカ、あたりを主人公のスピンオフも読みたくなる。
この作品はジャンル的にはファンタジーですが、同時に法廷闘争劇(?)でもあります。法廷における闘い、そこに要求されるのは緻密な戦略と優秀な頭脳そして言葉を操る能力……この作品においても、そのあたりが描かれています。また、個性的でユニークなキャラクターたち、魔法、推理などなど……実に様々な要素が複雑に絡み合い、一種独特の世界を創り出しています。読みごたえのある作品を求めている方には、是非オススメです!
ファンタジー×裁判という異色な作品だが、読んでみてすごく面白く感じた。 ファンタジーというジャンルに「裁判」を盛り込むというのは斬新だと感じた。特に冒頭弁論や起訴状のパートでは、しっかりと考えられており、説明の中にも工夫を考えられており、読みやすく、理解しやすく、何よりキャラクターの状況を把握する事ができるので、読者に優しいと言える。 また、キャラクターに魅力がある。主人公、ダニエルに対し、裁判で対峙することになるシェーファー検事はとんでもなく魅力がある。 この作品はとても個性的かつ斬新で、とても素晴らしい作品だと感じた。 拙い文章、上から目線で申し訳ないが、是非、一度この「魔王だけど勇者のこと告訴することにしたから」を読んでみては如何だろうか……