評価:★★★★☆ 4.1
長閑で平和なセロ村の外れに住むイヴリールは母親と二人暮らし。静かに日々を送っていた生活は妙な女が現れたことで一変する。
イヴリール以外彼女と意思疎通することができない村人たちは処遇に困り全部丸投げした!?
冗談じゃない。
こんな奇妙で得体のしれない女なんて御免だ!と思っていたのに気が付けば面倒を見ている……。
おかしい。
しかもよくよく話を聞いてみれば、この世界とは違うところからやってきたようで――。※プロローグ、エピローグのみ女視点で一人称です。
※本編完結しました。※少し読みやすいように改稿いたしました(20191009)
話数:全30話
ジャンル:異世界恋愛
時代:未登録
舞台:異世界
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
ラブストーリーの面白さって、やっぱり、ヒーローとヒロインが数々の障害を乗り越えて、思いを通じさせるところですよね。当然、障害が大きければ大きいほど、最後の盛り上がりは大きいわけで。本作品の障害は、それはそれは大きくて――魅力的。素直になれない2人の気持ちが丁寧に書かれて、これがまず1つ目の障害。2つ目の障害は、ヒロイン――美羽がこの世界に呼ばれた理由。そして、3つ目。どんどん現れる、ヒーロー――イヴリールのライバル達! この人もこの人も、……ああ、素敵。このまま、逆ハーレムルートに突入しても良いかも、なんて。2人が最後にどうなるか、ぜひ、ご覧になって下さい。完結済なので、安心して、一気読みしちゃえます。もっと読みたい方は、続編の「竜の花嫁たち」もどうぞ。