評価:★★★★☆ 4.3
腐りきった悪党を裁けるのは悪党だけ。
この塔の街で生き抜けるのは悪党だけ。
彼が求めるのは富か権力か、それとも……
イタチは笑う。
本編に入る前にこの話について説明。
この小説は元ネタがありまして、数年前に舞台にしようとしていた話を基にしています。筆者である私も出演するつもりでしたが、色々ありまして(´∇`)
お蔵入りには勿体なくて
こうして書かせて頂いております。
なのである意味、二次創作になります。ちなみに小説の主人公が私がやる予定だったキャラです(笑)
えぇ、補正かけますとも、だって主人公ですよ♪(笑)この場を借りて、元々の脚本を書いてくれた、ナベさんに感謝(^-^ゞ
元々のも舞台化しようぜ。
……長くなりました。
ではしばしお楽しみ下さい(*´∀`)♪なお、右も左も分からずに書き始めた小説ですので、読みにくい部分も多々有りますが、敢えてそのままにしています。
予めご了承下さい。
話数:全154話
ジャンル:アクション
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
やるなら徹底的。そして圧倒的。イタチはそんな力と信念を持っています。それは「目覚める」後も前も一緒。最後まで「自分」を貫きます。後悔もするし、弱音も吐きます。でも、イタチは自分自身の「正義」に従って動く。相手が誰であっても、それに変わりはない。そんな彼は人間味に溢れ、そして自分を知り、それでも絶望だけはしません。奥底に潜む希望。それが彼を突き動かしているのかも知れません。
物語の舞台は【大戦】後の日本。【塔の街】のスラムで生きる主人公のイタチは、昼は【バー】で働き、夜は【掃除人】として、依頼に基づき悪人どもを“掃除”する仕事人です。彼の強さたるや、まさに全身が武器。イタチは立ちはだかる強敵たちを次々と打ち倒していき、徐々にこの世界の動かしているモノの正体と、自分自身に隠された謎に迫ります。この物語には、【正義の味方】は登場しません。しかしながら、そこに息づいているのは、間違いなく“人間”です。“人間らしく”あろうと生き抜いた末、そこに何が残るでしょう。ただ、多くを失うだけかもしれません。どうすることも出来ない現実が待っているだけかもしれません。それでも生きていくのが“人間”らしさではないでしょうか。イタチ、レイコ、カラス、クロイヌ、リス、ウサギ、リサ、ムジナ、キク、ジェミニ。彼らは【ここ】で生きています。彼らの生き様を見届けてみませんか?
昔、新宿の歌舞伎町が今より危険だった頃(今も危険ですが)、ゴミ箱を漁っている「のらフェレット」を見たことがあります。フェレットはエサを食べ終わると、体をくねらせ、巧みに狭い隙間に入り込み、行く手をくらまして行きました。 この作品の主人公であるイタチも、まさにそんなタイプの男です。当時の歌舞伎町をさらに数倍危険にしたような「塔の街」で彼は生き抜いていきます。決して大きくはない体をくねらせ、たくみに悪党たちの間を泳ぎ、時には野生の牙を剥き出し闘います。 昭和生まれのオッサンは『探偵物語』の工藤ちゃんを思い出すかもしれません。若い人たちは『池袋ウエストゲートパーク』のマコトを思い出すかもしれません。そんなハーフいやハードボイルドな世界、是非とも体験してみてください。