評価:★★★★☆ 4
子供の頃から勇者というものに憧れ、いずれは勇者になりたいと思い続けてきたリゼル。
学校に通いながら、同じ志を持つ友人ゼロと共に日々を過ごしていた。
ところが突然、定年退職を迎えた父から「自分は魔王だった。跡を継いで欲しい」と告げられる。父親の職業を初めて聞かされ混乱するも、自分が継がなければ妹のリンに引継がせると言われ、無碍に断れなくなってしまう。
迷いを見せるリゼルに、父親の部下であるメイドのサーラが、勇者と魔王についての関係性を説く。
勇者とは、リゼルが思い描いていた「悪者をやっつける」という理想像とは違い、資格さえ持っていれば他人の家への不法侵入、器物損害等の行為が許される他、拝借した物をお金に代え生計を立てているのだと知る。
また、魔王は戦いを挑む勇者に負けを認めさせ金品を戴くことで生計を立てている。そもそも、この職業は子供に夢を与えるものであるため、事実を知る者はごく一部で、魔王という存在は悪者でなければならず、時にはわざと倒されることも必要だと言う。
夢を打ち砕かれるが、いままで共に勇者を目指してきたゼロには夢を持ち続けて欲しいと、勇者の存在意義でもある魔王を引き継ぐ……。
話数:全4話
ジャンル:異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:学園
雰囲気:未登録
展開:未登録
その他要素
注意:全年齢対象