評価:★★★★☆ 3.7
瑞楢菊は中学時代から吹いていたトランペットを続けようと、高校入学と同時に吹奏楽部の門を叩く。しかし、この地域では吹奏楽部の名門との呼び声の高い、同校では一部の人気パートでセレクションという試験があり、彼女は惜しくも落選してしまう。
目標をなくして途方に暮れている時、ホルンパートの二年生荻野創に誘われホルンへとコンバートを決意する。名門と呼ばれるだけあって、練習はハードでコンバートしたことを後悔するのだけれど、かといって行く場所のない彼女は荻野とマンツーマンで練習を重ねる。そんな彼女を何かと気に掛けてくれる、二年生の栗山(トランペット)に密かな憧れを抱きながら着実に実力を伸ばしていく。
そんな中、吹奏楽部にOB会から新品のチューバが寄贈される。この件を部の予算から購入したと勘違いしたバスケ部から生徒総会で問い詰められるが、吹奏楽部部長の柏木(三年、トランペット)は、なぜかバスケ部及び弱小運動部をバカにするかのような発言をし反感を買う。そしてそれ以来吹奏楽部に対して嫌がらせのような事件が連続して起こる。
*光文社の日本ミステリー文学大賞新人賞に応募し一次予選まで残った作品です。
*ふみふみにも投稿済みです。
時代:未登録
舞台:学園
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象