評価:★★★★★ 4.5
佐賀の田舎産まれの美弥(みや)は地元の中学を出て高校に通う事になったのだが、通う高校は何と遠く離れた東京だった。
それには、祖母が関係して来るのだった。美耶の家系は江戸時代の佐賀鍋島藩の化け猫の血を引いていて、皆が化け猫に変身出来る訳ではなかったが、どうやら美耶はDNAにその血が濃く組み込まれているようで、幼い頃から気が付くと猫の姿で遊んでいたりしていた。
これに困ったのが両親と祖母で、「なんとか普通の娘に育てたい」と願っていた。
そんな時に祖母が「普通の人間と交われば血が薄くなる」と思いつき、縁結びの神様の出雲神社に出向く。ところが、そこの神主さん曰く「ウチの神様はもう暫く東京に遊びに行って帰って来ないよ。神様が居ないから、善男善女がいくらお参りに来ても、ご利益がないんだよ。だから、最近のの本は少子化で人口が減っているだろう。本当は誰かが東京に行って連れ戻して欲しいんだよ」
それを聞いた祖母は孫の美弥に「お前もイケメンな彼氏が欲しいでしょう? ワタシだって器量の良い曾孫が見たい! だからお前が東京に行き、出雲の神様を探して来るのです。そして自分にも良い縁談が来るように頼むのです」
そう言いつけられて、東京の高校に通う事になったのだった。
話数:全16話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象