評価:★★★★★ 4.5
22世紀を目前に控えた世界は、恒久平和を目指して2070年に結成された『世界連邦』を中心として、国境を撤廃し、永久に続く安寧と繁栄の道を人類は歩いているものと思われていたが、成熟を迎える世界にヒタヒタと絶望の足音が近づいている事に、まだ誰も気付いていなかった。共に幾度も輪廻の螺旋を生きたハドリーとニナの終着点は、小さな綻びを切欠に壊れていこうとしている世界だった。荒廃していく世界で仲間と必死に生きるハドリーとニナは、やがて自分達に科せられた過酷な運命を知り、仲間達とコミュニティ『アルカディア』を作り上げたが逃れられない宿命に追われ、最後の地『赤い舞台』を目指して長い航海の旅に出発する。運命の大地で出会った先住民(サフリアン)の祈祷師(シャーマン)に導かれて、降り立った最後の地で、月が満ちた時、ハドリーは過酷な自分の宿命と対峙する事となる。その先にあるのは、果たして絶望か、それとも希望か――。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録