評価:★★★★☆ 3.7
会社でデスクワークをしていたら突然森の中に。
身体も違う人間にすり替わってる様子。この身体の主が書いていた日記を見るとよく分からない祝福と捨てられた過去が。捨てられてもぼっちでも生きていかなくてはいけないファンタジー風味なサバイバル生活はじまりはじまり。
※ぼっちな為ほとんど会話しません(できません)
※尾籠な話やグロイ話も含まれます
※ご都合主義を多分に含みます
※禿をネタにしているところも含まれます。15/4/13 章管理始めました。
時代:中世
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
――異世界に飛ばされた中年サラリーマンは、――知らない若者の体を受け継ぎ、――悲しいほどに孤独な森の中、生き抜こうとした。とてもシリアス状況で、どこか淡泊な彼の姿勢は、ずっと一人で生きてきたからだろう。偶に見せるユーモアは、不屈の裏返しにも見え、作中に描かれない必死の主人公を感じた。一人で生きるという事は、たぶん、工夫が必要なのだ。機知に富んだ彼のアイディアは、物語世界を色鮮やかにする。――――軽快であるが、軽薄ではなく――――ユーモアに溢れて、かつシリアスでもある――――ああ、なんと面白い!!世界観は一貫し、ストーリーにブレがない、でも何より、主人公のキャラクターが魅力的なのだ。にしても・・・ぼっち故の魅力なのか? それとも、ぼっちなのに魅力的なのか?・・・もしかすれば、それを確かめるのが怖いが為に、誰も友達にならないのかもしれない、とか、ふと思った。