評価:★★★★☆ 4.4
俺の名は改造人間「カピバランZ」。職業は悪の秘密組織「ウルトラ・ショッカー」の怪人である。テーマは「男の背中」。
これは、ある日突然に改造人間となった男「恩田正男」の、悲しくも切ない人生ドラマである。2019.03 全面改訂しました!
なお、本作は2016.06、アルファポリス第7回ドリーム小説大賞 大賞候補となりました。
話数:全14話
ジャンル:コメディー ヒーロー・アクション
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:現代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
男にはやらなければならない時がある。 例え、勝てないとわかっていても、意味がないとわかっていても、それが自分の本意でなかったとしても。 与えられた世界で、家族のために、仲間のために、ただ懸命に立ち上がる。 改造人間カピバラン・恩田正男は、自分の望んだわけでもない場所で、やりたくもない無謀な戦いに限られた能力で身を投じていく。その姿は家族からもまともに評価されない世のお父さんを思い浮べるかもしれない。 会社で働く父の姿を目の当たりにすることがないように、私達はその葛藤や彼らの行き先を知るすべはない。 カピバランは戦いの果てに何を見るのか? 彼が歩む、彼が作った足跡の先に、あなたは男の背中を見るだろう。
この作品はなろう系のコメディとは一味ちがうしっかり正統派コメディですなぁ。『怪人』と聞いて「おおっ」と反応する読者さまは是非とも読んでみて欲しいですなぁ。『かっこいい?』男の背中がしっかりと感じられますぞ。ストーリーは某絶対強いぞー系有名キャラクター風正義のヒーローに挑む、誘拐されて改造された怪人(人間)のお話ですなぁ。キャラクター設定は秀逸! この作者さまはコメディを熟知しているのかもしれないですなぁ。そして、30分番組のような話のくぐり方はグッドジョブ!なろう系のコメディ作品として、頭二つぐらい笑いをリードしている印象をうけました。皆様、この作品はおすすめします。特に30~40歳の夢見るおじさんの読者さまには心打つものがありますよ。春のうららかなお昼に笑いのエッセンスを補給するためにも読まれてみてはいかがでしょうか。