気がついたら悪役王子になっていた。 完結日:2015年11月27日 作者:彩帆 評価:★★★★☆ 4.1気がついたら乙女ゲームにおける悪役兼攻略対象である隠しキャラの帝国の王子になっていた。 死亡回避のためには主人公のヒロインとのルート入りしかない。戦争が始まる前になんとかしようとする彼は他の攻略対象達を邪険にしつつも彼女に近づくのだが…… そんな運命に抗う『悪役王子』の話。 本編完結済み。番外編は気が向いたら追加。 話数:全47話 ジャンル:恋愛 異世界ファンタジー 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 王子聖女 時代:近世 舞台:ゲーム 雰囲気:シリアス 展開:未登録 その他要素 マスケット 悪役 戦争 注意:R15 残酷な描写あり なろうで小説を読む
乙女ゲームというワードで『女子向け』と括られてしまうには、もったいない。ということで、初レビューです。悪役王子が死なない為に、目指せヒロイン攻略!なのですが、ほわほわしたラブゲームにとどまらず、後半は、力わざの国取合戦に。魔法が戦力の王国に対し、種子島ちっくな鉄砲で立ち向かうしかない帝国、輜重部隊から前線へ配置された王子は、どうやって戦況を切り開くのか。攻略方法も、未来も分かっている。なのに湧き上がるこの焦燥感は何だ。一番の望みが分かった時に、何をすべきだったのかがほどけます。恋愛面は後からトコトコ付いてくる感じ。逆ハーレムが苦手な方にも読みやすいです。もちろん、恋愛ものとしてもがっつり満足していただけます(ニヤリ)。人生リプレイものとして、構成力が素晴らしい。たいへん脳が潤いました。美味しい小説、ごちそうさまでした。
『ロミオとジュリエット』 シェークスピアの有名な作品の一つ。 誰もがこの悲劇の名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。 モンタギュー家とキャピュレット家。いがみ合う関係の家に産まれたロミオとジュリエット。結ばれる運命の存在しない二人。 この物語、『気がついたら悪役王子になっていた。』の主人公とヒロインであるハーロルドとモニカも、「乙女ゲームのシナリオ」という運命が立ちはだかります。 さて、『ロミオとジュリエット』の話に戻ります。この悲劇が作られてから400年以上の時が過ぎました。そろそろ、ロミオとジュリエットが運命を乗り越える話を読みたくないですか? 『気がついたら悪役王子になっていた。』は、そんな思いに答えてくれる物語です。