評価:★★★★☆ 3.6
過疎化と高齢化が進む山間部の村に1人で暮らす次郎の庭は霊道だ。
毎日いろんな霊達がやって来て、なんとも賑やかに暮らしているから
御歳98歳になっても少しも寂しくない。
しかしある日、次郎の敷地の真上に道路計画が立てられた。
次郎は霊達を守るために行動を起こすがそれは思いもよらない大掛かりな事になる。※アメブロ、FC2にて公開した作品です
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2015年11月19日
作者:祭月風鈴
過疎化と高齢化が進む山間部の村に1人で暮らす次郎の庭は霊道だ。
毎日いろんな霊達がやって来て、なんとも賑やかに暮らしているから
御歳98歳になっても少しも寂しくない。
しかしある日、次郎の敷地の真上に道路計画が立てられた。
次郎は霊達を守るために行動を起こすがそれは思いもよらない大掛かりな事になる。※アメブロ、FC2にて公開した作品です
あらすじに思わず惹かれて読みました。主人公がお年寄りということもあり、どんな話なのだろうかと……暗い話なのか?と思っていたらとんでもなかった、なんだかワクワクする!! そして古き良き時代の日本を、祖父母を思い浮かべながらじーんっと胸にしみる、ほっこりする。そして今の私たちになにが出来るのか、その意味を考えたくなる。土地を巡って息子たちと対峙する主人公、その胸にある『守りたい』という気持ちは受け継ぐ世代にはなかなか理解されないもの。けれどその背景をしっかり知れば、やはりその思いに報いたくもなる。なにを守りたかったのか、どうして守りたかったのかはあなた自身で心に刻んでください。『生きていれば出来る事でも死んだら出来ない』その言葉の意味することを知ってほしい。もしかしたらあなたの『生きている』うちにどうしてもやらなければならないことを気づかせてくれるかもしれませんから……