評価:★★★★☆ 4.3
帰り道の交通事故にて死んだ杜人(もりひと)は、次に目覚めた時なぜか異世界の魔導書に宿っていた。そこから数奇な運命を辿り、使い手となる落ちこぼれの少女、レネと出会う。そして杜人はレネと約束を交わし、夢の実現に向けて走り始めた。手始めにしなければならない事は、目前の試験に合格する事。もちろん今は不合格街道まっしぐら中。落ちれば未来が閉ざされるかもしれない。そのため杜人は知恵を絞ってレネを引っ張っていく。ときに笑い(主に杜人が)、ときに怒り(主にレネが)、ときに泣き(たまに誰かが)、一緒に歩んでいく物語。
話数:全155話
ジャンル:異世界ファンタジー
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
この作品はお約束がしっかりしててなんか良い作品読みたいなぁとなる時に未だに候補に上がってくる作品です!物語の始まりは交通事故に遭い本の妖精?に転生し放置されて数百年後、主人公との契約を結んだところからの2人の成長譚、そして物語の序盤でどういう結末に向かっているかがわかり、そこまで駆け上がっていく過程を楽しむハッピーエンドの保証された喜劇的な物語でもあります山あり谷ありが本当にしっかりしているので、山なし谷なしに疲れてしまった方、一度読んでみてはいかがでしょうか?
もう数え切れないほど多くの作品を読んできましたし、内容を覚えていないものも多いです。この作品は内容を忘れたころにもう一度読みたい、なんなら記憶を消して今からもう一度読みたい。そんな作品でした。多くの作品にありがちな、ただただ主人公が無双するだけで中身のない作品とは違い、バランスの取れた感動できる作品でした。短すぎず長すぎない、そこも良かったところかなと思います。本当に面白かったです。例え衝動だったとしても、書籍があるなら即買いしたい。そう思いました。しばらくは余韻に浸ります(笑)
沢山のなろう小説を読ましてもらっているが、わざわざレビューしたくなるほど素晴らしいと初めて思えた作品誤字脱字も、記憶の限り無かったように思う本当に楽しく、声を出して笑ってしまったり、章の区切りでは必ず素晴らしいと思えたり、閑話部分も楽しく、完璧の一言不快に感じるキャラや話もなく、敵対者ですらなんというか主人公サイドとアンジャッてる?ので、ただただ読んでいて気持ちがいい無料のクオリティとは思えず他の有料小説家が読むと発狂するのではないかとさえ感じられた本当にありがとうございました
登場人物の心情、行動理由がしっかり書かれているためわかりやすく、キャラ達も喜怒哀楽がはっきりしていることもありとても生き生きとした世界が広がっている。また、作中いくつか失敗のまま終えた事象もあり決して完璧超人でない主人公がとても人間臭くて私はとても好きだ。個人的にはハリーポッターやダレン・シャンに引けを取らない珠玉のファンタジー小説だと思っている。なろう初心者、およびいわゆる「なろう系作品」に忌避感を持っている人にオススメしたい一冊。というか、本になれば図書館に置きたいほどだ。惜しむらくは完結作品なので読み進めるほど「も、もう終わってしまう!い、嫌だ!まだ読みたい!もっと読みたい!」という気持ちになってしまうことだろうか。面白いのでページを進める手は止まらないのだが。
落ちこぼれのヒロインが高性能な魔導書へと転生した主人公と共に成長していくお話ですが、いろいろな要素を綺麗に纏めて書かれているので完成度が非常に高いです!全ての章で起承転結が作られていますし、毎回ある成長イベントや魔法についての細かい作り込み、似たような流れだが読者を飽きさせない笑いなどをしっかりと書けているなんて凄いとしか言いようがない!特におすすめしたいのは主人公とヒロインの関係性ですね!いつもヒロインをからかう主人公ですが、そこには愛情が込められていますし、そのことをヒロインも分かっているのでまさに理想的な関係の一つかと思います!そして徐々に落ちこぼれから脱却していくヒロインですがそれと同時にいろいろと噂が広まり毎回落ち込むヒロインが可愛くて好きです 笑これほどの作品を読まないなんて損としか言えません!是非一度読んでみてください!
今更レビューを書く必要もないほど有名な作品かもしれない。だが、読み返してどうしても紹介したくなった。それくらい、面白い作品。それぞれの境遇や、展開を考えると重い話になってもおかしくない。でも、そんな安易なシリアス展開に走るのでは無く、最後まで根底にあるのはあくまで『コメディ』である。熱い展開や、笑ってしまう展開。見ているものの心を揺れ動かしてくれる作品だ。キャラクター達も魅力にあふれている。すべてのキャラクター達が光を放って、読者を一気に物語に引き込んでくれだろう。ぜひ、まだ読んで居ない方がいれば読んで欲しい。
安心、安定の面白さです。ほんのり笑いがあり、ドラマチックな展開もあり、壮大なワクワクも感じさせてくれます。やさしくクセのない文章なので、いっきに読めてしまいます。たぶん、止まれずに読みこんでしまうと思います。完結してさみしいと感じる人が多い、そんなお話です。まだ読んでいないなら、読むべきだと思います。おすすめです。
彼は死んだ。あっけなく生まれ変わったとき、彼は魔導書だった失敗作として捨てられ、永き刻を闇の中過ごす落ちこぼれた彼女は、最後の希望を求め魔導書を手にする全財産を使い手に入れたそれは失敗作の魔導書絶望に濡れた彼女は瞳を閉じるそれは、はじまりの朝「それで、あなたは誰?」【黒姫の魔導書】魔導書の朝は早い、今日も彼は正座し少女を拝みはじめる「み、見るなぁー!」困難を極める魔法の開発「丸くなれ、まあるくなあれ」迫りくるモンスター「きゃあ!? 近い、近いー!」近づいてくる試験の日「やっぱりもう少し早く来たかったな…」一日が終わり、彼女が眠った後も魔導書は開発を続ける「って、モリヒトは眠る必要があるの?」…魔導書の朝は早い…これは退学をかけて試験に挑む少女と魔導書の物語である気になった方は本編へ※このレビュー?は勝手に作ったものです