評価:★★★★☆ 3.8
異世界召喚チート!
主人公「海野陸(うんのりく)」は、異世界の王国に召喚された直後こそ喜んだが、情勢を聞き唖然呆然。魔族相手に敗北を重ねた人類は、滅亡寸前――ひとつの都市に篭城している有様だった!
重包囲下にある城塞都市。白昼は翼竜騎兵の爆撃が、夜間は砲兵師団の砲撃が街を襲う。苛烈な無差別虐殺。海野陸は義憤を覚え、勇者として魔族陣営軍集団100万の殲滅を決意する! が――。(2015年12月30日に完結いたしました。荒唐無稽な物語でしたが、お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました! また本作が『第5回ネット小説大賞』1次選考を通過いたしました。これも最後まで読んでくださった読者の皆様、ブクマや評価、感想やレビューをしてくださった皆様のおかげです。本当にありがとうございました!)
話数:全33話
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
人類残り4万。魔族包囲軍100万。 人類滅亡前夜。最後の王国の施政者である王女は古の禁術に手を出した。『勇者召喚』 拉致同然に異世界の生命や物品を召喚し、その過程において戦闘能力や言語能力などを最適化する禁呪である。 過去に召喚された勇者は生物のあり方すら破壊して楽しんだという。 彼は人並みに正義感があった。 彼は血濡れた手が伸びるのを避けない程度に勇気があった。 彼は立ち上がる。無辜の人々のために。 世界は無慈悲で、彼は一兵卒、道具に過ぎないと知りつつも。 その絶滅戦争は異世界の命、地球人類七十億の命運すら変えていく。 天より落ちる東京スカイツリーが魔族をなぎ倒し、核兵器が天を引き裂く。破滅の日が近づく。 異世界と現実世界。 魔族と人間。 ふたつの世界から憎しみと悲劇を絶て。 勇者よ。世界を救うのだ。 いつか来る勝利のために。