俺の養父は無毒である 完結日:2015年12月24日 作者:甲姫 評価:★★★★☆ 4.3俺の親は―― 学校の行事に参加したことが無い。 外で仕事をしたことが無い。 俺を遊園地に連れて行ってくれたことも無い。 それでも俺は、自分の家族に満足してる。 *comicoノベルチャレンジにも同名義で投稿しています。 話数:全4話 ジャンル:その他 登場人物 主人公属性 男主人公 職業・種族 未登録 時代:現代 舞台:未登録 雰囲気:ほのぼの 展開:未登録 その他要素 ハートフル爬虫類 ホームドラマ 中秋の名月 人外 小学生 日常 消臭スプレー 若干ファンタジー 注意:全年齢対象 なろうで小説を読む
親子とは何だろう。血が繋がっていれば、それだけで親子なんだろうか。いいや、そんなはずはない。血が繋がっているという理由だけで家族になれるなら、捨て子も虐待も起きないはずだ。それならば、私たちは何をもってして親子になるのだろう。こちらの作品の主人公は、ちょっと生意気な小学生の男の子。最近彼は、大好きなお父さんに学校のことが話せない。だってお父さんには秘密があって……。父親の息子を見守る温かな眼差しと、素直になりきれない男の子の心の描き方はまさにお見事! 彼らを取り巻く友人達や不思議な男もとても魅力的です。親子というものは、姿形に関係のないものなのだと、目に見えない絆で深く結びついているのだと教えてくれる、心があたたかくなる作品です。
千夜は白夜を育ててくれたお父さんです。 千夜は蛇です。 中秋の名月の光を千回浴びて妖怪になったのです。 お父さんは蛇なので、授業参観には来てくれません。というか、来れません。 ばんそーこーも、貼ってもらえません。 お友達にも紹介できません。 でも、白夜には千夜が一番大切なんです。そして、千夜にとっても白夜が一番大切なんです。 普通とは違うかもしれないけれど、ちゃんと愛があるんです。 普通とは違うかもしれないけれど、二人はきちんと家族なんです。 そして、読者としてはなかなか思うようにならないからこそ、いろいろな制約があるからこそ、二人のお互いを思いやる気持ちに、心が動かされます。 ちょっと不思議でハートフルな甲姫ワールドを、ぜひ!