塔の上の悪役令嬢 完結日:2016年2月9日 作者:相川イナホ 評価:★★★★☆ 4.1断罪され投獄されていた悪役令嬢は一人寂しく最後をむかえた。 彼女が亡くなってからの話 話数:全15話 ジャンル:その他 ファンタジー 恋愛 登場人物 主人公属性 未登録 職業・種族 霊 時代:未登録 舞台:異世界 雰囲気:未登録 展開:未登録 その他要素 注意:R15 悲劇 残酷な描写あり なろうで小説を読む
私は語彙力があまりないので上手くは伝えられませんが「様々な事」を考えさせられる、とても良い作品だと思いました。私が死んだ後のこと、また他人の人生にどの程度影響があるのか私が見ているものが今は正しいかもしれない、それでもその後のことがそのまま正しいとは限らないなど自分が行った後の事がどうなるのかを、考えて行動した覚えがあまりない私にはこの結末は形タイトルの通り、容し辛いものになりました。もし、読む事があるのであれば、読み終わった後の自分の感情や想いを考えてみるのもいいかもしれません。
『死』に向き合って、登場人物の彼らは真実に一歩向き合い始める。真実に過去の自分たちそして後悔……悪役令嬢のこの『死』は、彼らだけではなく読み手にも響くもので、私は静かに涙をひとつ流してしちゃいました。見方を変えれば、ヒロインに対して「ざまぁ」な展開と見えるストーリーです。きっとそうなるよねーと心の片隅で思っていたことが物語になっていて、少しスッキリしたと思います。
なんと言っていいのか分からないですが…物語はとても淡々としています。終わりから始まる物語です。どうしようもないです。ただ、心に残ります。ひっかかります。嫌いな人もいるかも知れないですが、一度読んで欲しいです。『愛しい』なんて読みますか?いとしい?いえ、昔はかなしいとも読んだように、あえてかなしいと言いたい。なぜ?と思われる方は、この作品を読んで共感して頂けるかと思います。