評価:★★★★★ 4.5
私はミカミカ。小説読み師ミカミカ。
作者の書いた小説を読んで、それに応じたアドバイスを与えてあげるのがお仕事よ。プロもアマチュアも関係ない。
小説を書き続けているならば、誰もが作家。あきらめてしまえば、そこまで。世の中には、様々な才能を持った作家が存在する。
最初はなんでもない作品を書いていて人が、突然、変貌をとげることもある。これは、私ミカミカと、私の出会った数多くの小説家たちの物語。
話数:全70話
ジャンル:その他
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
例えば、自分が何者なのか。正確に知っている人間は少ない。同じように、自分が書いている物語が一体何物なのか、正確に知る人は少ないのかもしれない。小説読み師ミカミカは、お金をもらって小説を読み、感想やアドバイスを伝えてくれる女性。作者たちが描く物語が何なのかを教えてくれる存在。本当に良い小説を愛し、それを生み出す人々を愛する彼女の眼差しは、時に優しく、時に厳しい。書き手であればこそ、いや、書こうと志したことがある人ならば、ミカミカが出会う、個性的な人々に共感できるのではないだろうか。そこには我々がいるし、今も胸の内に燻る思いを書き綴る、なろうの作家たちがいる。この不思議な読後感の物語、ご一読をお勧めしたい。