評価:★★★★☆ 3.5
半年前のある日、不知火和樹は唐突に異世界で目を覚ました。
理由も何も分からないままに、それでも理解出来たことは、何故か直前までプレイしていたゲームのスキルが使え、ステータスがそのままだということだけ。
ただしそれを使いこなせるかどうかは、また別の話ではあるが。剣と魔法の世界であったその世界だが、当然のように生きていくには金が必要だ。
しかし身分の証明すらする術のない和樹が、まともなところで働けるわけがない。
かくして唐突に異世界へと投げ出された少年は、とある職業へとその身を堕とすこととなる。その名は、冒険者。
この世界で最底辺と悪名高い、ゴミ共の掃き溜めである。そして訪れた街の名は、城塞都市カルデア。
西の最果てにして、人類の最前線。
そんな場所で和樹は、自分の力や奴隷の少女などに振り回されながら、日々を過ごしていくこととなるのであった。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
主人公が異世界に転移してから既に半年経ったところから物語は始まります!カンストしたゲームのスキルが使える主人公ですが、いろいろと悪条件が揃ってしまい最初はチートをいかして俺Tueeeをすることはできず不遇の生活を送っています。とあることがきっかけで徐々に真っ当な生活をできるようになるのですが、チートがあったのに苦労していたなどの描写を読んでいると、俺Tueeeが少し苦手な私でもあまり気にならなかったです。主人公も結構自重していますし、比較的しっかりとした物語重視の作品なのでそこも大きかったと思います!タイトルをみてよくある俺Tueeeするだけのものかと思いきや、読んでみると最初から丁寧な文章ですし、3話を読んでそうなるのかと思わず笑ってしまいました!面白いので是非読んでみてください!