評価:★★★★☆ 3.7
うん◯とは全く関係ございませんのでご安心を。
※完結済みでございます。1話あたり1500文字程度。軽めの作品となっております。
「くっだらね〜な〜」と鼻で笑っていただけたらありがたい限りです。◇◆◇
ある日突然異世界に転移してしまった腹黒少女『カンナ』。
そこで出会ったのは数多の冒険者を死に追いやった呪の人形『ハチベエ』。
効果は成長阻害&ステータス一点無茶振り!
カンナはその人形に取り憑かれてしまったからさあ大変……でもなさそう。どっかで聞いたことのある設定、どっかで読んだことのある物語。
だけどできれば気にしない。
そんな異世界ガール・ミーツ・ドールの彷徨が終わっちゃいました…。
話数:全20話
ジャンル:異世界ファンタジー
時代:未登録
舞台:異世界
さて、この作品のタイトル、うんちーと。初見では首をひねったものだが、徐々に読み進めていくうちにその疑問は氷解していった。個人的にこの作品の売りは、フワフワでユルユルなのりにあるとおもう。所謂、ストレートに読者を楽しませることができる小説だということだ。作品全体の雰囲気は、主人公にビッチと内心で罵られる相棒と狂言回しのようなやかましい人形という非常に個性的なメンツで進んでいく。さて、肝心の主人公だが、これがなかなかの曲者だ。いわゆるコミュニケーション能力に難がある少女なのだが、彼女の声が我々、読者の腹筋を破壊することだろう。なんというか、実に毒電波な女の子なのだ。いや、正直に言ってしまえば、おいおいこれで大丈夫なのかと思ってしまうが読み進めていくうちに彼女の本当の心根を知ることができるだろう。この言葉の意味をあなたも是非、ご一読の上で確かめていただきたい。