評価:☆☆☆☆☆ 0

バルディス・レイ・ソートは、代々ドレイファス王国を守護する騎士団を率いてきたレイ・ソート家の長男だ。やがてキール王国の黒騎士として名を馳せることになる彼はまだ18歳。2年前に王宮騎士となったばかりだ。騎士団を率い、ある事件現場に向かっていた。

物語は1年半前の春の丘から始まる。
バルディスの妹、カロリーナが今回の物語の主人公だ。
剣を握るのが当然の家系にあって、カロリーナは、薬草学に関心を抱き薬師(くすし)を目指していた。この春、ナシエラに出来たばかりの王立研究所の天才医薬師ジョバンニの助手に選ばれていた。ジョバンニは、リジェナチュール(再生術)を得意とする医師で、臨床の場だけでなく研究の場においても、画期的な成果を次々と生み出していた。
ナシエラには同年代の若い研究員が集い、活気にあふれ、カロリーナも充実した日々を送ることになる。

しかし、そのナシエラが、この後、ドレイファス王国の歴史に名を残す事件の舞台となることを、春の丘で言葉をかわす兄妹には想像もできなかった。

(登録ジャンルをSFからファンタジーに変更しました)
(この作品は、SF同人誌「Pfoject;D」に2010年〜連載した作品の転載です)



登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:
展開:未登録

その他要素
注意: