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 僕は、四月一日のように本を持ってきているわけでもないので、椅子に跨り、教室後ろの窓から空を流れる雲を、ぼーっと眺めて空虚な時間を過ごしていた。

 その時。

 僕は見た。

 見てしまった。

 見えてしまった。

 空から落ちていく少女を。

 正確には窓のすぐ目の前を落ちていく少女を。
 一瞬の間の出来事だったけれど、その時間は何倍にも感じ、そして僕は少女と目が合ってしまった。

 正直者の主人公【月見里真実】と捻くれ者の幼馴染【四月一日空音】の普通のようで普通にはいかない探偵物語。


話数:全7話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: