評価:★★★★☆ 3.9
坂崎 里琉(さかざき りる)、平凡でボーイッシュな石マニアの女子大生だが、二十歳の誕生日に異世界へと突然飛ばされてしまう。
――砂漠のど真ん中から始まったのは、不思議で不気味で不可解で理不尽なお話。
辿り着いたのはレダという王国。王が不在の王宮で、彼女はひたすら、元の世界に帰る為に生き延びる術を学ぶ。
そして知ったのは、滅びへ向かおうとするこの世界を救うために、自分が連れてこられたという事。世界を救わなければ帰れない。それはあまりに身勝手な御伽噺の序章だった。
そして彼女は出会う。影に呑まれかけた若き王と。
そして彼女は巻き込まれる。長い時間をかけて育てられた闇の中に。数多の可能性の中、彼女が辿り着ける未来は、たった一つだけ。
それが幸福か不幸かは――彼女だけが知っている。
※正式タイトル、正式章タイトル、本文、これにて決定稿です(ただし本文は多少の修正が出る可能性あり)。
話の展開は大きく変動していますが、キャラクターにさほどの変化はありません。
長文となっておりますので、お時間のある時に読む事をお勧め致します。現在、完結しました。章の構成も改変終了です。誤字脱字などのご指摘はメッセージにてお願いします。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:シリアス
展開:未登録
石マニアの女子大生、坂崎里琉は20歳の誕生日に異世界に飛ばされる。説明も無く、砂漠のど真ん中に放り出された少女は……レダという王国で保護され、あれよあれよと宰相の部下として教育を受ける事に。王が不在の王宮はあちこちに歪みを生じさせていて。異質な異邦人である彼女の言葉が、それを少しずつ改善させていった。何も知らないからこそ言える事があって、それが救いになる事だってあるのでしょう。各々に思惑があり、あまりにも勝手だと思うこともありますが。それでも歩みを止めなかった、彼女の物語、その終幕を括目して見よ。