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 表向きは無職でぱっと見は何処にでもいそうな青年“森江利三”
 彼には決して表沙汰に出来ない「裏の顔」があった。
 その「裏の顔」とは世間一般で言うところの〈殺し屋〉とか〈便利屋〉と言われる仕事を生業とし“ベルクト”というコールサインを用いていた。
 とは言っても悪党専門の殺し屋で『どれだけ札束を積まれても悪党に対する依頼しか受け付けない』という彼なりのルールから裏社会の人間からは〈殺し屋殺し〉とか〈殺戮の聖者〉などと皮肉を込めて呼ばれていた。
 ある日、表向きは〈ガンスミス〉と呼ばれる銃の整備士をしていて、軍人上がりの元傭兵の肩書でICPOや裏社会とも繋がりを持つ彼のパトロンでマネージャーをしている“石塚秀人”から急な依頼が舞い込んだ。
 その内容とは≪“ネフィリム”と名乗る武装組織によって制圧されたオフィスビルからの人質の救出≫という明らかに警察組織の仕事だが、例によって傭兵などをしている人間でなければ手に負えないレベルの事件であった。
 石塚が後方支援の為に集めた傭兵組織“マールス”を連れて実際に現場に向かうと、特殊部隊でも手に負えない状況で、本来なら歓迎される事などあり得ない彼らの到着が待ちわびられていた。
 様々な策を講じて何とか忍び込み一部のメンバーの制圧に成功すると、奪い取った無線でリーダー各の人間とコンタクトを試みたが、その姿を捉える事には至らず、激しい戦闘の末に傷を負いながらも何とか人質の救出には成功したのだが―――。


話数:全3話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象