評価:★★★★☆ 4
萌葱の国の豊国家に仕える庭師『花咲』。彼は枯木に花を咲かせ、荒野を緑で溢れさせ、人の病すらたちどころに治してしまうのだという。あまりに大げさな噂に振り回される『花咲』の少女と、『花咲』の不可思議な力を狙う人々のお話。和風ファンタジーです。本編完結しました! たまーに番外編更新しています。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:戦国時代
舞台:未登録
雰囲気:ほのぼの
展開:未登録
注意:残酷な描写あり
完結日:2016年4月20日
作者:いちい千冬
枯木に花を咲かせ、荒野を緑で溢れさせ、人の病すら治してしまうのだという『花咲』の一族の少女。その少女と隣国の若殿様を中心に進んで行くストーリー。お姫様、といっても庭師の役目を任されている少女「桜」。その桜が隣国の若殿に誘拐拉致監禁されます。半分嘘です。笑そこから紡がれて行く柔らかでほのぼのとした、まるで花見しているような気分になる小説。刺激大好き!な方には少し退屈な部分もあるかもしれません。しかし、面白いです!まず『花咲姫』というタイトルに惹かれて読み始めました。ほのぼのファンタジー、と思っていました。ぶっちゃけ言うと中盤はそんなにワクワクするような内容はありません。ほのぼのです。しかしそれも途中まで、終盤はいろいろ期待や予想をぶっちぎる展開を見せてくれて、背筋がぞくぞくしました。舞い散る桜に染まる紅。情景、心情描写ともに上手で、御伽噺を読むかのような作品です。