評価:★★★★★ 4.5
世界には三人の魔法使いが居る。
魔法使いはその力を使い、世界を導き救い続ける。
しかし手が届かない人たちは救えない。
魔法使いはそんな彼らのために、自身の力を分け与えた従者を一人選ぶのだという。
主に従い世界を救うため、彼らは今日も奔走する。
人々はそんな彼らに敬意を込め、『魔法使いの騎士』と呼んでいた。魔法使いの騎士として賞金稼ぎの真似事をして生計を立てていたテラ=ブルックフィールドは、とある賞金首の子供を助けてしまう。子供を助けるため、自身の生活のため、親の仇だと自分を付け狙う子供をつれながらも奔走するテラに、その主である魔法使い―ミリアは、人類の存亡を賭けた戦いが近いことを伝えた。
周囲に振り回されながら、自身の役目を全うしようと、テラはその戦いに身を投じていく。
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
注意:残酷な描写あり
明日は土曜日。休日の『考える系』読み専に薦めたいダークファンタジー。脊髄反射では読めませんので悪しからず。内容は、賞金稼ぎの主人公が、親の敵として自分を狙う子どもを連れて色んな賞金首を追う、というもの。ある1点において特殊な世界を作った作者。その世界で、登場する主人公、彼を狙う人、彼に狙われる人、そして魔法使い。様々な人たちの非常にシンプルな願いが物語を進めていく。読み終わって一時置いて、また読み返したくなる。どこかで選択を変えればみんなの願いが叶うんじゃないかと、ないかもしれない道を探したくなる。そんなファンタジーです。おまけのコメディシーンは、超・美女にいじめられることでしょうか。ドМな方にもお薦めの作品です(笑)