評価:★★★★★ 4.5

「まるで恋心のようではありませんか」
 わたしの耳元で河童がささやく。河童の茶髪の頭に皿はない。背に甲羅もない。今日も今日とてイケメンに変化しているので、始末に悪い。
 人生の目標もない。恋愛するだけの熱量もない。過去の失敗で、人生につかれていたわたしの前に現れたイケメン河童の清水(しみず)。清水の求愛に及び腰になるわたしには、恋愛のトラウマがあった。
 清水は彼女の気持ちを振り向かせることができるのか?
 感じの良いイケメン河童とわたしとの、もだもだした大人の恋愛模様。

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「翡翠堂じゅんじょう奇譚」「ひえた毒」と、三部作のひとつとなります。独立した物語りとしても読めます。

 小説宝石新人賞999作品中35作まで残りました。上位3.5%まではいりましたが、最終候補落ちとなりました。同じく小説宝石新人賞一次通過作で「荒れ地に立つ蛇」があります。


話数:全14話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

注意:全年齢対象