評価:★★★★☆ 4.1
小説家、四条太一郎へのファンレターの中に一通の相談の手紙が入っていた。その村では決して祀りを怠ってはいけない神域があると。その禁を破れば祟りが下ると。四条は伝奇やホラーを主題とする小説家だった。
ちょうど新作のネタに困っていた四条は担当の七森夏樹を連れて件の村へ取材にいく。――赤水村。そこで四条達が出会う謎や祟り、そして悲しい人柱の伝説――
話数:全8話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2016年7月22日
作者:朝樹
小説家、四条太一郎へのファンレターの中に一通の相談の手紙が入っていた。その村では決して祀りを怠ってはいけない神域があると。その禁を破れば祟りが下ると。四条は伝奇やホラーを主題とする小説家だった。
ちょうど新作のネタに困っていた四条は担当の七森夏樹を連れて件の村へ取材にいく。――赤水村。そこで四条達が出会う謎や祟り、そして悲しい人柱の伝説――
山奥の村に隠された、祟りの謎に迫るホラーミステリーです。話の中で少しずつ明らかになってくる『村の秘密』。その真相へと近づく度に、先が気になって読み進める手が止まりません。序盤から至る所に伏線が散りばめられているので、それらの点が線で繋がったときはカタルシスが得られます。そんな本作の主人公はホラーなどを手掛ける小説家で、執筆のネタを取材するためにも今回はその問題の村へと向かいます。そこへ一緒についてくるのがヒロインの七森さん。主人公の担当編集者なのですが、とても明るい性格で、一つ一つの言動が可愛いです。シリアスな展開の中でも持ち前の明るさで場を和ませてくれます。全体的に文章はとても丁寧で読みやすいです。構成もしっかりしていてテンポが良い。ちょっぴり切ないホラーが読みたい! という方にオススメです。