評価:★★★★☆ 4.3
『頼みたいことがあるの』
突然聞こえたその声。
相手と仲直りせずに死んでしまった少女は、和樹と同じクラスの咲良に謝りたいと言う。初恋を忘れかけていた時に再会したのは、死んでしまったと言う同級生だった。
寝ている間に聞こえてくるその声と、机に転がる四つ折りの紙。
その声と紙からはじまる物語。高校三年、受験生の夏に起きた、不思議な出来事。
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
完結日:2016年10月2日
作者:天川 奏
『頼みたいことがあるの』
突然聞こえたその声。
相手と仲直りせずに死んでしまった少女は、和樹と同じクラスの咲良に謝りたいと言う。初恋を忘れかけていた時に再会したのは、死んでしまったと言う同級生だった。
寝ている間に聞こえてくるその声と、机に転がる四つ折りの紙。
その声と紙からはじまる物語。高校三年、受験生の夏に起きた、不思議な出来事。
この小説をオススメするのは主に小中学生の男の子、女の子です。淡い恋というものが如実に書かれていて、読んでいるうちに引き込まれて行きます。男の子視点の一人称で書かれていますが、女の子の気持ちも『カミ』という媒体で書かれており、どちらが読んでも共感できる内容となっています。叶えられなかった願いを取り戻す為に奔走する主人公が女の子達の絆を紡ぎます。まだ文章は荒削りな部分がありますが、構想はしっかりしており、これからが更に期待出来ます。素直な気持ちで読める恋愛小説、おひとついかがですか。