評価:★★★★☆ 4.3

 作家、安堂理真(あんどうりま)は、同郷の新人作家、有井麻矢子(ありいまやこ)の出版記念パーティーに出席する。麻矢子は正体不明のストーカーにつきまとわれており、素人探偵としても活躍する理真がその相談に乗ることになった。
 東京から故郷である新潟県に帰郷している麻矢子は、久しぶりの旧友たちとの再会を喜ぶ。しかし、パーティー会場で差出人不明の花が発見されたことを皮切りに、麻矢子の周囲にストーカーの影がちらつき始める。
 五年前に起きた麻矢子の恋人の失踪事件。「その恋人は宇宙人に殺された」と口走る少年。理真の前に、不可解な謎がたちはだかる。
 そして、ストーカーの正体も分からないまま、転落死体発見の報がもたらされる。煙突に上っての飛び降りと思われていたが、その煙突は登頂不可能な状態であったことが確認された。落ちるはずのないところから転落した、空中密室殺人とも言える死の謎を、安堂理真は解けるか?

※現場見取り図などで挿絵の使用があります。

登場人物

事件関係者

有井麻矢子(ありいまやこ)
新人作家。ストーカー被害に遭っている。

古橋由起夫(ふるはしゆきお)
麻矢子の高校時代の同級生。書店に勤めている。

真鍋次郎(まなべじろう)
麻矢子の高校時代の同級生。地元ゼネコンに勤めている。

石黒塔子(いしぐろとうこ)
麻矢子の高校時代の同級生。バイトをしながら熱気球のインストラクターをやっている。

倉田文彦(くらたふみひこ)
麻矢子の叔父。小さな航空会社に勤めており、ヘリコプターの操縦も行う。

白浜和夫(しらはまかずお)
麻矢子の担当編集者。

星野翼(ほしのつばさ)
麻矢子を知る少年。中学二年生。

薩摩昇(さつまのぼる)
麻矢子の同級生だったが、五年前の高校三年のときに突如姿を消す。現在も行方不明中。

警察関係者

城島淳一(じょうしまじゅんいち)
新潟県警捜査一課警部。

丸柴栞(まるしばしおり)
新潟県警捜査一課刑事。

中野勇蔵(なかのゆうぞう)
新潟県警捜査一課刑事。

美島絵留(みしまえる)
科学捜査研究所研究員。

降乃論子(ふるのろんこ)
新潟県警生活保安課刑事。

平松(ひらまつ)刑事
所轄署である日吉署の刑事。

安堂理真(あんどうりま)
恋愛作家で素人探偵。

江嶋由宇(えじまゆう)
理真のワトソン。

「カクヨム」にも掲載しております。


話数:全18話
ジャンル:

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象