評価:★★★★☆ 4.1

 時は印暦二一一五年冬。場所は、開国間もない日之本帝国。
 宍粟探偵事務所に、埒外の事件が持ち込まれた。
 養父医師の家から、曰くつきの香炉が消えた。養父夫人のお茶会後、香炉が自ら歩き、客人の荷物に紛れたのか、盗まれたのか。
 秘かに香炉を見つけ出し、回収して欲しいと言う依頼だった。
 宍粟探偵は、人間の泥棒ならまだしも、付喪神の香炉を連れ戻せとは……と頭を抱えたが、他に仕事がない為、引受けた。

 推理ではなく、情報を使う探偵の話。そんな訳で、「推理小説」ではありません。
 「野茨の血族」や「虚ろな器」の百年くらい前の話。
 日之本帝国に来た直後で、まだ言葉がわからない「虚ろな器」の〈双魚〉先生も後で登場します。


話数:全61話

登場人物
主人公属性
  • 未登録
職業・種族

時代:
舞台:未登録
雰囲気:
展開:未登録

その他要素
注意:全年齢対象