評価:★★★★☆ 3.7
天変地異によりダンジョンが出現。家が倒壊して強制的脱ひっきーを果たした佐々木和真は、ぼっちという最悪のスキルを目覚めさせパーティが組めないことが判明。かくして、ぼっちの和真は一人きりのダンジョン探索をする冒険者となった。モンスターを討伐したり宝箱を探したり、親孝行も頑張ろう。そんな和真の前に、ダンジョンの主であるダンジョンマスターが立ち塞がる。
※アルファポリスと小説家になろうの両サイトで公開中。ありがとうございました!
話数:全39話
ジャンル:VRゲーム
雰囲気:未登録
展開:未登録
ダンジョンもので完結してる、という点だけでも評価に値しますが、内容も面白いです。最後まで読み「もっと読みたい」と残念に思ったのは、なろうでは久々でした。どんな時代なのか、どんな主人公なのか、どんな能力なのか、どんな人間関係なのか、そういった細かい点にも描写が及んでいる点は作者の魅力だと感じました。ただ細かいだけではなく、その情報を与えてくれたことで物語に合理性が生まれ、納得感を保ったまま読み続けられました。閑話の差し込み方も巧みだと思います。この作品を通して作者への期待も高まりました。一作目なので、他の作品が投稿される日が楽しみです。
この作品の良いところが二つある。人間の心理がよく書かれていてとても面白いこと。決して主人公最強ではないこと。最近ではジワジワと書かれてきていましたが、ついこの前までの作品は人間的な心理が一切描写されておらず下積み時代とかもなく急に最強になる薄っぺらいものが多かった。(これは、異世界転生ものを良く読む私の個人的な感想です)そこで出会ったのがこの作品です。きっと私のように満足出来ない方がいるのならば、この作品はオススメと太鼓判を押します。