評価:★★★★☆ 3.9
この物語の主人公、人色蔵人は地球外生命体ビグースの襲撃により父親ジンを連れ去られ、自らも左目を失う。
同じ頃、ゲーム機《HYPER CUBE》の発表記者会見が行われる。このゲームは、プレイヤーの外骨格、筋肉、脳神経、DNA情報などを即座に解析し、その人の人体データと人生をベースにした最も相応しい特殊能力、攻撃力呈示数値などを導き出すというもの。ここに言う人生ベースとはゲーム内のみならずゲーム外での経験値をも意味するという画期的なものであった。しかも特殊能力はプレイヤーの特性に依存することから、その種類は無限の可能性を持つ。飛行能力、姿を消す能力、瞬間移動能力、雷を操る能力などβテスターにより確認できただけでも500系統を超えるものだった。
《HYPER CUBE》は、発売されると瞬く間に全世界の全世代で空前の大ヒットを記録し、伝説のゲーム機と呼ばれるようになった。
《HYPER CUBE》の発売から4年後、秋葉原学園高校1年となった蔵人は《HYPER CUBE》が単なるゲーム機でないことに気づく。
《HYPER CUBE》の本当の役割、それはビグースを殲滅するスキル保持者を選別し訓練する装置。《HYPER CUBE》世界大会は、スキル能力者選別の場。
真実を知った蔵人は、それでもなお《HYPER CUBE》東京予選へと向かう。伝説のプレイヤー「隻眼の使徒」として。全ては最愛の妹・七里のため、父親ジン奪還のために。
だが、それは運命に翻弄される蔵人の終わりの始まりにすぎなかった。※メインストーリー完結済み作品です。
※番外編は、人によっては蛇足となります。
話数:全124話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
読んで最初に思ったのが、いちいち説明が長過ぎる。話の内容としては面白いのですが、毎回『証明』とかいうのが長過ぎると思いました。自分はその辺が途中から読むのが面倒くさくなりました。大体の人が、最初にぱらーっと読んで『お、面白そうだし読んでみよう』となると思います。ただ、これだと余計な説明が多いが為にうーん?ってなると思いました。
非常に奥深く、そして底の見えないヴァーチャルゲーム。しかし、それは、背後にもっと大きな、何かを秘めている物だった。隻眼の主人公の武器は圧倒的な能力、それをも超える知力。それは敵も味方も、そして読者をも彼の考えは簡単には悟らせない。しかし、そんな彼でも。彼だからこそ。人の思いに、驚き、悩み、苦しむ。それは自分のためか、他人のためか。それとも……。はたしてどんな結末が彼に待っているのでしょうか?驚きの連続であるこの小説を……。読んでみませんか?
隻眼というハンデを持ちながらも、圧倒的な頭脳を駆使し逆境を覆していく主人公ーー人色蔵人。その世界に生きる個性溢れる仲間達。また、個性溢れるのは仲間だけではなく、次々と現れる敵キャラもです。それぞれの思想が渦巻き繰り広げる戦術に富んだ戦いは、貴方をきっと魅了しやみつきにするでしょう!そして何よりもそれらを表現する執筆する文章力、構成力は見逃せません。張り巡らされた伏線、散りばめられた謎。最後まで読み終えた貴方の度肝を抜く事間違い無し!是非、読んでみてください!
全てのゲームを過去にする、MMORPG『HYPERCUBE』それを用いて行われる世界大会に参加した、頭脳明晰でクールな主人公――人色蔵人は、強者達と熾烈な争いを繰り広げる!綿密かつ中二心を刺激する設定。個性のあるキャラクター達。戦略性に富んだバトルは熱く、爽快感が溢れる。謎が散りばめられたストーリーも見逃せない。何より、圧倒的な力量と頭脳を駆使し戦う蔵人がカッコイイ!熱さと冷静さを兼ね備えた、王道のライトノベルである。MMORPG物を読み慣れた方もそうでない方にも、是非読んでほしい魅力的な大作だ。
最初読むと、『ああ。有名なヴァーチャルゲームのやつか』と、思うでしょう。ところがドッコイ。この小説には、超能力が付いて回ります。今までのヴァーチャルゲーム系だと、ただそれだけだったり、有名な小説に似たり寄ったりな所ばかり。ですが、この小説は、少し違います。ヴァーチャル×超能力。有名な超能力系小説を、ヴァーチャルゲームにしたような。そんな感じのお話です。すみません。頭では分かっていても、言葉に出来ませんでした。