評価:★★★★★ 4.5
『アルスマグナ』は表向きは錬金術師たちが所属する、世界に貢献するための巨大なネットワークを持つ組織だ。
しかし、その実態は子供たちを攫い、残酷な実験を繰り返す犯罪組織だった。
組織に所属する賢者の石の実験体アイン、賢者の石の実験の失敗作であるツヴァイ、精神干渉の実験を行われたフィーア、他の派閥から送り込まれたソフィ、同じく、他の派閥で人体実験を行われたアハトの5人は、組織からの離脱を目論む。
離脱のネックとなっていたツヴァイを救うために必要な竜の心臓を手に入れた一行は、儀式の方法を求めて水の街『ファニア』を訪れるが、そこに追手であるフェンフとゼクスがやってきたことによって戦闘を余儀なくされる。
賢者の石の力を使いようやく追手を倒した一行は、ツヴァイを救うためにはやはり組織との接触は避けられないと覚悟を決め、敵の本拠地に乗り込んだ。
しかし、そこで待っていたのは育ての親たちとの戦い、そして、ヌルと呼ばれる最初の実験体との邂逅だった。※感想でいただいた意見をもとに、8月18日にあらすじを変更してみました。
話数:全172話
ジャンル:アドベンチャー
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
主人公が正義の味方を語っていますが、一般的な正義の味方とは到底思えません。第一話第三章より一部抜粋ですが「武具を装備したままでは安らかに眠れないだろうから、戦士たちの冥福を祈って装備をはいでおこう。」 この後何が起きたと思います? セリフを読んだときは何て優しい奴なんだと思いました。 しかし、この行動の意味は別にあったのです。 これ以外にも色々とキャラクター達がやらかしています。 今後も何をしでかしてくれるのか楽しみです。 これ以上のネタばれはいけないと思いますので、是非読んでもらいたいです。
TRPGと聞いて少し尻込みするが、読んでみるとジワジワ楽しくなってくる。急展開するところもあるが生身の人間がストーリーを進めているのだと思うと、多少の違和感はこれでいいのではないかと思える。まだまだ物語の全容が掴めていないので、じっくりと続きを読み進んでいきたい。ちなみにケモ耳がついているのは今のところ男であるため、ウサ耳の可愛い女の子等を期待してはいけない。