評価:★★★★☆ 4
男が家に帰ってくると、愛する妻と小さな娘は殺されていた。
これは、とある悲劇に見舞われ、自分をドッペルゲンガーと思い込んでしまった悲しき男の復讐の物語である。
感動のSFアクション長編小説『ドッペルゲンガーの復讐』の短編版にして原作。(以下、長編版の作品紹介)近未来を舞台に繰り広げられるミステリー。迫りくる魔の手、鬼気迫る戦闘。幾重にも絡まった謎は集束し、真実が明かされていく。そして、驚愕と感動のラストシーン。男の最後の言葉にすべてが集束している。その想いに、あなたはきっと涙することでしょう……。
残酷と思わせつつ、まさかの、それでいて納得のハッピーエンドになっています。安心して、最後までお読みください。
エブリスタとの重複投稿です。
話数:全5話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
SFにはあまり明るくないのですが、題名の「ドッペルゲンガー」に惹かれ、何気なく読んだところ、飽きずにあっという間に読めました。SFは作品によっては、矛盾が多くて、最後まで読みきれないものもあるのですが、この作品は起承転結がしっかりしている上、伏線の張り方、納め方も大変綺麗でした。そして、全てを読み終えた時には、とても切なく、でも温かい気持ちになりました。大切な人に会いたくなるような、家族愛を感じさせる作品です。読み手に何かを感じさせるような作品という意味では、職業作家に引けを取らないのではないのでしょうか。特にラストが素晴らしかったです。今回は短編を読みましたが、長編も公開されているようなので、読んでみたいと思います。