かつて、音楽ゲームはアーケード、アプリ等の分野で多岐にわたって存在していた。しかし、システムがワンパターン化していくにつれてユーザーは集まりにくくなっていたのかもしれない。
その中で草加市で誕生した音楽ゲーム、それは一昔のスポーツ番組を連想するようなテイストを含んだゲームだったのである。その名は『パワードミュージック』。パワードスーツを思わせるアーマーを装着し、楽器なのか武器なのか不明な装備で音楽を奏でる物だとネット上で書かれていた。
システム的には別のARゲームであるARパルクールと似たような物であり、どう考えてもこれを音ゲーと言うには苦し紛れと言う前評判もあったほど。しかし、その複雑を極めるような内容やシステムに反し、予想外にもユーザー人気を得る事になった。その人気の裏には、一人のランカーと呼ばれる人物の存在があった――というまとめサイトもある位だ。
西暦2019年4月10日、他の音楽ゲームに満足できなくなった比叡が発見した物、それは草加市で流行していたARゲームだった。その中の一つ、『パワードミュージック』を目撃するのだが――初見印象は格ゲー、それも少年漫画を思わせる物である。
その後、ネット上の情報やアンテナショップへ足を運んだことで、音楽ゲームだと言う事を知ったのだが――未だに驚きを隠せない。次第に新たな音楽ゲームをプレイしたいという熱意が――『パワードミュージック』へと彼女を後押ししていた。
比叡の様子を見ていた人物――ビスマルク。彼女は、ARゲームに何を見ると言うのか?
これから始まるのは、リアルと架空の区切りさえも曖昧なARゲームで展開される、もう一つの物語――。
※2017年9月1日付:あらすじ以外のインフォメーションは第1話のまえがきに移動しました。
※2017年12月17日付:カクヨムコンへのエントリーを前提にカクヨムへも同時掲載を始めました。
リズムゲームプラスパルクール
完結日:2016年12月13日
作者:桜崎あかり
評価:★★★★★ 4.5
話数:全137話
ジャンル:異能バトル
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象