評価:★★★★☆ 4
かつて魔王から世界を救った最強勇者ブリッドは、
あまりに気ままに暮らしすぎてしまったため、
天文学的な数字の借金を作ってしまう。
ギルドで「日給999,999,999エン」を見つけ申し込むが、そこはかつて自分が死闘を演じた「魔王城」だった。
自分の正体がバレないか戦々恐々とするブリッド。
だが、魔族達がバカすぎて、全く自分の正体に気づかない。
それどころか、意外にも魔王城は超優良企業だった。遅刻OK。残業なし。週休2日。有給いつとっても大丈夫!
名前はブラック。でも、超ホワイト。魔王城で働くことになった元勇者と、人の常識が通じない魔族たちとの日常コメディ(ラブもあるよ)。
旧名「元勇者のバイト先が魔王城なんだが」
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
タイトルや主人公のふざけた感じから、よくある厨二病患者の妄想小説かなー?と思って読み始めました。しかしながら世界観や設定に登場人物の個性などが、本当によく考えてあるなーと思いました。借金や魔王討伐までの内容にも触れらていて読んでても飽きが来ませんでしたが、できればハッピーな後日談まで載せて頂けたらと思います笑。世界を救った勇者に対するギルドの対応には嫌気が指しますが読んでみる価値はあります!作者様、本当に面白かったです。
魔王を倒した勇者は、自由を求めた。誰かに強要されずに、面倒なしがらみを背負うことも無い自由を。そして自由を手にして、満喫して、時が過ぎ…。勇者は膨大な借金を背負った。もはやハロワと化したギルドに入り浸る勇者。教えられたのは日給があり得ないほど高額な《清掃業》の求人。勇者は膨れあがった借金を返すために、その求人に飛びついた。その就職先が、魔王城だなんて、露とも知らずに…。命の危機かと思ったら、正体ばれずに清掃員。魔族には困ったヤツも多いけど、上司はめっちゃ良い人だった。何だかんだで仕事に慣れて、毎日楽しくレッツ清掃員ライフ!日給に釣られただけだったけど、今では仕事が楽しい勇者です?