評価:★★★★☆ 4.2
愛宕陽太は双子の妹、月仍とともに東北の片田舎に暮らす中学二年生。
不幸にして早世した母、失踪した父に代わり
保護者として従兄弟のお兄ちゃん、従兄弟みたいなお姉さん、との四人暮らし。ひょんなことから自分たちが超能力を持つことに気がついた陽太と月乃は
父の失踪が二人の能力に関係があるのでは無いか。と思い、調べ始めるが
二人の能力に気がついたのは本人達だけではなかった。前作、『窓際の風景』の前日譚になります。
なので当然、前作は読んでいなくても問題ありません。
もし気に入ってもらえたら、前作も読んで頂けると嬉しいです。
話数:全40話
ジャンル:異能バトル
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
東北の片田舎に暮らす双子の少年少女。奇抜で、希有で、突き抜けた非日常。現実離れした日々を望むまわりの少年達。でも、妙に達観した主人公は【普通】がいいと断言するのです。普通の日常ってなんだよ、自問自答してます。確かにね……。中学生男子にしてみれば、双子の妹がいる時点で既に普通じゃない、ってそう言う気持ちはわかる。そうして、普通じゃない出来事に巻き込まれて(?)行くのですね。だって超能力って!!双子って確かに、昔から無言の内に通じ合う関係だって言われますけど……この2人は本当に、超能力で通じあってしまった!!作中にさりげなく散りばめられた、田舎の中学校あるあるが若かかりし日を思い出させる……かもしれません。優しいまわりの大人たちに囲まれて、双子がどう成長していくのか楽しみです。