評価:★★★★☆ 4.2
男爵令嬢イヴリンはがく然とした。『社交界の女王』とも呼ばれている自分が、他の令嬢から陰で馬鹿にされていることを知って。おかげで婚活もままならなくなったイヴリンだが、溺愛する妹エセルのためにも、どうしても良縁をつかみ獲りたい。そんな進退きわまった彼女に手を差し伸べたのは、子爵を名乗る女たらしのウィリアムだった。「僕でよければ婚約しようか? 偽装だけど」。
ゲスな独身貴族と崖っぷち嫌われ令嬢、その『婚約』の攻防と結末。
『身を引く覚悟はできています』の文字通りの姉妹編ですが、先にそっちを読むとネタバレになるという残念な仕様になっています。
話数:全31話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:ヴィクトリア時代
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
妹のために強いお姉ちゃんしてる時が一番面白く、恋愛は相手役が個人的に微妙でした。妹ちゃんはあんな良い男と結ばれたのに悪役にされてでも頑張ってたお姉ちゃんには何で下衆いダメンズなのー!と憤るくらいには好きなヒロインですが、唯一恋愛においてチョロいん化してしまう所が残念です。軟派ダメンズなヒーローはヒロインへの思いが分かりにくいというか後半になっても気持ちがハッキリせず、ヒーロー←←ヒロインという感じで釣り合っていないため最後まで魅力を感じませんでした。先のレビューにもあったように本物の悪役に対する制裁がなくモヤモヤします。
⚠︎注意この作品は異世界ものではありません。要素が全くなかったです。(外国の貴族社会における恋愛物語)恋愛物語としてはなかなかの作品だと思います。主人公は、毎日妹の絵を書き、妹の将来安泰のために偽装婚約したり、なかなかの妹狂いです。どこまで好きなんだよと、読んでいてつっこんじゃいますw主人公自身の恋愛模様は読んでのお楽しみ!!主人公を孤立化させる謎の人物への制裁がないので、読む人によっては、納得いかないかも知れません。