評価:★★★★★ 4.5
沖縄転勤生活の最後に久高島を訪れることになったことがきっかけで思いついた「海流ハイウェイベイビーズ」というタイトルに思いを馳せながら書いた作品です。沖縄の歴史・文化を知るにつれ、もしかしたら古代の人達は現代人が想像している以上に自由に、そして活発に広大な海を行き来していたのではないかという古代海の民族への憧れを現代に生きている今、素直に表現してみました。そして古代から続く祈りという行為は一体何なんだろうと漠然と考えてみました。私達が無意識の中に仕舞い込んでいる祈りの記憶を久高島の祭祀を通して少しでも感じてみたくて無茶な想像をしています。もし良ければ読んでください。また、この物語は作者の脳内でのみ発生した妄想をパソコンにタイプしただけのフィクションですので、実在する地名の方々とは何ら関係ございません。よろしくお願い致します。
話数:全50話
ジャンル:
登場人物
主人公属性
- 未登録
職業・種族
- 未登録
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:全年齢対象
初っ端から申し訳ないが、面白おかしい、そして本能を刺激して野卑な願望を叶えてくれるような小説をお望みの方は、読まない方がいい。著者にとっても読者にとっても互いに時間の無駄だ。 そういった意味で、ネット小説向けではないかもしれない。しかし、それでも、この小説は素晴らしいと私は思う。 生きるとは何か? と言う根源的た問いに対して一つの答えを出している。 食べる事、そして祈る事。人間が何万年も繰り返してきたことを改めて考え直す、良作と言える。 ローファンタジーと書いていますが、実際にはそこまでファンタジー要素はなく、これぐらいなら現実世界じゃないだろうか? と私は思う。 私にはスピリチュアルの能力はないが、霊感の強い人なら世界がこんな風に見えていると思います。 星野道夫の写真集、上橋菜穂子の小説が好きな人にはお勧め。目に見えない世界を大事にしたい、と思っている人は必読ですね。