評価:★★★★★ 4.5
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誰かのための道を、自分を信じて拓いていく。
――これは、そんな人たちが、未来に辿りつくまでの物語。平民出身の側妃の子として生まれたバード。幼少の頃から孤立していた彼だが、あるとき二人の知己を得る。彼が先生と慕うイーロゥと、彼を家族のように想うメディーナ。彼らは王族ゆえに翻弄されるバードを助け、彼を王族という楔から解き放とうとする。窮地にあった彼を助けながら成長する二人、やがてその彼も、そんな二人を見て育っていく、そんな、互いに成長しあう彼らに待ち受ける運命とは……
※初投稿作品
※こぼれ話を「バード王子の独立記 こぼれ話集」という題名で投稿しています。よろしければそちらもどうぞ。
話数:全44話
ジャンル:
時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録
注意:R15
国王の側室の子供で、王宮の中で鳥かごの鳥のように育った。それが、この物語の主人公、バード君である。と聞くと、ああ、王位継承をめぐる宮廷劇かと思われる方も多いだろう。が。彼は、その泥沼、と言うより、安全な温室にいることを潔しとしなかった。というより、作者が彼を千尋の谷の底に突き落とした。そこから、這い上ってこい、と。作者は信じていた。彼が大勢の信頼する仲間を見つけること、そしていかなる深淵からも這い上がってくる力があることを。さて、バード君は作者の期待に応えることができただろうか?それは、ぜひ貴方の目で確かめていただきたい。