評価:★★★★☆ 3.5

「ここは天界よ。なかなか良い場所でしょ? あ、ちなみに私は女神プリン! プリン様って呼びなさい! それにしても事故で死ぬなんて運が悪いわねー、あ、可哀想だから私の足舐めさせてあげよっか? ぷぷぷー、嬉しすぎてまた死んじゃったりしてー! 超ウケる~!」

 どうやら俺こと立花ハヤトはどうやら死んだ様だ。
 プリンと名乗る生意気そうな銀髪の美少女は女神らしい……。
 ちなみにヤツの性格はご覧の通り。
 よくこんなんで女神なんてやれるなぁ……。
 それから俺はプリンから転移についての説明を受けた。
 まとめると、能力を貰って死ぬ直前の状態で異世界に転移出来るらしい。

「ふーん、なるほどな」

 最近ウェブ小説とかでよくある話だから驚きは少なかった。
 やはり一度聞いたことあるのとないのとでは驚き度は変わる。
 それから何か願いはあるかとプリンに聞かれた俺は一瞬考え、

「そこそこな力持ちになりたいかな。荷物とかを軽々持てる感じで」
「へ? そんなんで良いわけ? モテモテになって最強の武器と魔法を授けろとかじゃなくて良いの? 私を彼女にしたいとかのキモいお願いは?」
「いや、大丈夫だわ……」

 心底不思議そうな表情で俺を見てくるプリン。
 今までのヤツはどんな願いをしてきたのかがなんとなくわかった気がした。
 確かにプリンはかなり可愛いが、性格がアレなのでノーサンキューである。

「それで力持ちには出来るのか?」
「と、当然よ!」

 結果↓

「どれどれ」

 広々とした原っぱに飛んできた俺は、とりあえず目についたそこらへんの太い立派な木を引っ張ってみる事にした。

「なんてな、こんな大きいのが引っ張れるわけないか、ワッハッハ……」

 スポッ。
 簡単に根っこから抜けた。

「あ、成功したみたいね! 良かったー、さすが私! 天才女神!」
「やりすぎだああああああああああああああああああああ!」

 俺は軽々と木を地面に叩きつけつつ、ツッコむ。
 こんなのは俺のイメージしてた異世界生活じゃない。

 おふざけギャグ。
 適当に読んで下さい。


話数:全12話

登場人物
主人公属性
職業・種族
  • 未登録

時代:未登録
舞台:未登録
雰囲気:未登録
展開:未登録

その他要素
注意: